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ハンドメイドはたのし  Bringing Heaven to Earth

イン・ディス・ワールド

イン・ディス・ワールド / アミューズソフトエンタテインメント

早朝ケーブルで前から観たかったイン・ディス・ワールドを観る。
AFCアジアカップを闘う前に中東を知っとこうなんて、へんな理由。


剣道の試合に行く次男のお弁当作りながら観る。



2000年、イギリスへの不法入国を試みた中国人58名が
トラックのコンテナ内で死亡するという事件に衝撃を受けたマイケル・ウィンターボトム監督が、
難民問題を描いた社会派ドラマ。
実際にパキスタンの難民キャンプで暮らす少年を主演に起用し、
遥かロンドンまでの危険で過酷な旅を事実を基にドキュメンタリー・タッチで描く。
(それってその少年の運命を変える大変なことなのですが、、、
主人公同様孤児だったのでしようか、、、過酷なくらしからぬけだしたがっていたのでしょうか、、、人の一生を左右することが果たして許されるのか、、、と心配になります。)
2003年のベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した。

パキスタンのペシャワール。
15歳の孤児ジャマール(ジャマール役の少年、本名もジャマール、、、
彼は自分自身を演じたのだ)は難民キャンプで育ち、低賃金の工場で働いていた。
そしてもう一人、家族で経営する家電販売店を手伝うジャマールの従兄弟エナヤット。
2人はある日、ロンドンへ旅立つことになる。
イラン、トルコ、イタリア、フランスを経由してイギリスまでの4000マイルの
命がけの旅、、、旅の目的は幸せな未来
エナヤットの父親が息子の将来を案じて密入国業者に大金を払い、
エナヤットを親戚のいるロンドンに向かわせようとしていたのだった。
ジャマールも英語が話せるため同行することに。
そして、いよいよ彼らは自分たちの新たな未来と希望を胸に抱き、
亡命先へ死と隣り合わせの旅に出る…。

「貧しくてもパキスタンで家族と暮らした方が幸せんじゃないか?」
と出発するに身内のひとがつぶやく言葉、、、ほんとにたどり着く先に幸せはあるの?

ラストのテロップに流れるコトバに胸が苦しくになります。
映画のなかのジャマールではなく今現実を生きているジャマールは幸せになれたのだろうか、、、祈りをささげるジャマールに幸せが訪れますように。

映画自体は現実と虚構を混ぜ合わせた感じで、ハンディカメラの映像を観ていると
なんとなく監督のあざとさをチラッと感じたりしますが、中東や難民のほんの一部分を知るには
良い作品かなと思いました。

サッカーをするシーンが出てきますが、どこの国の人も夢中になれるのは
ボール一つがあれば楽しめるからなのかなと思いました。

土ぼこりに赤茶色の空気、、、息が苦しくなりそうです。
カタールもUAEも出てこなかったと思いますが、大まかに中東の赤い土ぼこりの空気だけは感じることが出来ました。

監督のほかの作品も観たいです。



by yumop19611219 | 2007-06-17 07:27 | 映画と音楽

If You Love Somebody Set Them Free
by yumop19611219
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